板取り図とは、合板1枚から、どのパーツをどこで切り出すかを描いた図です。木取り図と呼ぶこともあります。先に板取り図を作っておくと、買う板の枚数がはっきりして、切る回数や余りも減らせます。

板取り図があると何がいいの?

DIYで家具を作るとき、必要なのは「パーツ」の寸法です。ところが、お店で売っているのは大きな合板です。パーツの寸法だけを持ってお店に行くと、こんなことが起こりがちです。

板取り図があれば、買う枚数・切る位置・余る部分がひと目でわかります。ホームセンターでカットを頼むときも、図を見せるだけで伝わります。頼み方はホームセンターの木材カットの頼み方で詳しく紹介しています。

まず知っておきたい合板のサイズ

ホームセンターでよく売られている合板の大きさです。

呼び方 大きさ
サブロク 910×1820mm
シハチ 1220×2440mm
コンパネ 900×1800mm

いちばんよく使われるのはサブロクです。「3尺×6尺」の大きさなので、こう呼ばれます。シハチは大きな家具向けですが、車に載らないこともあるので、カットしてから持ち帰る前提で考えましょう。

板取り図の作り方

  1. パーツの一覧を作る 作るものに必要なパーツを、長さ・幅・枚数で書き出します。板の厚みのぶんも計算に入れておきます。棚ならシェルフプランナーでサイズを入れるだけで、この一覧ができます。
  2. 買う合板の大きさを決める いちばん大きなパーツが入る合板を選びます。迷ったらサブロクから考えましょう。
  3. 大きなパーツから並べる 合板の長方形の中に、大きなパーツから順に置いていきます。小さなパーツは、あとからすき間に入れます。
  4. 切りしろを足して、はみ出していないか確かめる パーツとパーツの間には、刃の厚み(3mmほど)のすき間が必要です。すき間を足しても合板の大きさに収まるか確認します。
  5. 切る順番を決める パネルソーは板の端から端まで、まっすぐにしか切れません。最初に長い方向に切って帯状に分け、そのあと短く切る、という順番にすると無理がありません。

例:幅600mmの棚を1枚のサブロクから作る

幅600・高さ900・奥行き300mm、板の厚み18mmの棚で考えてみます。パーツは次の5枚です。

奥行きがすべて300mmなので、幅300mmの帯を作って並べると、サブロク1枚にきれいに収まります。

サブロク1枚から棚のパーツを切り出した板取り図の例

切る回数を数えてみましょう。

合計7回です。カット代が1カット50円のお店なら、350円ほどになります。残った約304×1820mmの板は、小物や次の作品に使えます。

無駄を減らす3つのコツ

1. 同じ幅のパーツをまとめる

奥行きのそろった棚のように、同じ幅のパーツが多いときは、帯状に並べるのが基本です。切る回数が減り、余りも大きな1枚になって使い回しやすくなります。

2. 余りは小さく散らさず、まとめて残す

すき間を細かく埋めようとすると、使い道のない細切れの余りがたくさん出ます。余りは1か所に大きく残すようにすると、別の作品に回せます。

3. 木目の向きをそろえる

合板の表面には木目があります。見た目をそろえたいパーツは、木目の向きが同じになるように並べましょう。パーツを90度回すと収まりがよくなることもありますが、そのぶん木目の向きは変わります。

計算が面倒なら、ツールで自動作成

パーツが多くなると、手で並べ方を考えるのは大変です。そのままカットオーダーなら、欲しいパーツの長さ・幅・枚数を入れるだけで、切りしろや木目の向きも考えた切り出し図(板取り図)を自動で作れます。買う合板の枚数と切る回数も出るので、そのままお店に持っていけます。

そのままカットオーダーで作った切り出し図の例

板取り図を無料で作る

よくある質問

板取り図と木取り図は違うものですか?

どちらも、材料からパーツをどう切り出すかを示した図のことで、ほぼ同じ意味で使われます。

切りしろは何mmで考えればいいですか?

使う刃によって変わりますが、3mm前後で考えておくと安心です。お店で切ってもらうときは、事前に確認するとより確実です。

1枚に収まらないときはどうすればいいですか?

パーツの向きを変えたり、大きな合板(シハチなど)を選んだりして考え直します。それでも収まらないときは、合板を2枚に分けて並べます。